<< March 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
Profile  Facebook
Dando's Site
Category
Search

Archives
Recent Comment
Recent Trackback
Admin
   
Mobile
<< 官房機密費の闇、これでは自民政権を笑えない | main | 失われた20年を経て日米の仕事観も大逆転 >>

NHKの強制執行は時限爆弾炸裂を早めるだけ

 NHKがついに、受信料支払いの法的督促後も不払いが続く5都府県の契約者5人に対して強制執行を申し立てました。福島県の1人が支払いに応じたものの、残りの4人については差し押さえに出るそうです。「支払い受け福島は強制執行取り下げ…NHK」(スポーツ報知)は「福地茂雄会長は3日の定例会見で『(強制執行の申し立ては)今後も当然続けていく』と述べた」と伝えました。一罰百戒を狙っているのなら大間違いです。ビルトインされている「時限爆弾」の炸裂が早まるだけです。

 ネット上に公開されている「ISSUE BRIEF NHKの受信料問題」は国会図書館の資料です。そこから受信契約の状況の推移を見ましょう。

    表3 各年度の受信契約の状況 (単位:万件)
        H14   H15   H16   H17   H18
 契約対象数  4,563  4,605  4,646  4,678  4,704
 契約件数   3,675  3,690  3,662  3,618  3,618
 未契約件数   888   915   984  1,060  1,086
 契約率    80.5%  80.1%  78.8%  77.3%  76.9%
 未払い件数   113   122   293   359   298
 全体の徴収率 78.1%  77.5%  72.5%  69.7%  70.6%

 一連の金銭不祥事が収まって(あるいは記憶が薄れて)平成18年度には契約者中での未払い件数は16年度並に減りました。しかし、未契約件数は着実に増え続けて4年間で200万件も増え、全体の徴収率は7割かつかつになりました。この未契約件数が急増する時期が迫っているのです。

 MSN産経ニュースの「【金曜討論】NHKの強制執行 服部孝章氏、松原聡氏」で服部孝章・立教大教授は「テレビ離れが進んでいる。10、20代のNHK番組の視聴は驚くほど少ない。そのため、彼らが30、40代となって家庭を持った時、おそらく、受信契約をする割合は低い」と指摘しています。

 大学生の下宿に上がり込んで「ワンセグ携帯を持っているから」と受信契約を迫るケースが各地で伝えられ、これもNHKをほとんど見ない若い世代の反感を買っています。比較的余裕があった団塊の世代までは受信契約にそれほどナーバスになりませんでしたが、今や若い世代の半分が非正規雇用の状態です。契約義務制で契約の自由を否定していますから、一度、契約してしまえば解除できず、滞納すれば強制執行まであると見せつけられて、新たに契約に応じようとする若い世代が多い方が不思議です。強制執行のニュースが繰り返されれば、少し先と思われていた新規契約急減を早めるでしょう。

 法律では受信機を持てば契約義務があるとされていますが、支払い義務は明記されていません。強力な徴収が出来るように法改正がされるには、NHK側に問題がありすぎです。「ISSUE BRIEF NHKの受信料問題」は6千億円の受信料に対して、徴収コストが800億円余りで13%を超えているとし、多大な無駄を示唆しています。同じ立場の英国BBCは4.9%の徴収コストなのです。人件費を含めた高コスト体質を抜本的に改める動きもありません。「NHK受信料を考える」など手厳しいブログが増えています。

 【関連】大津波で問うNHK国際TV放送の失態 [ブログ時評06]


コメント
NHKが開局した当初はともかく、現在は民放が増えてきたので、NHKの存在意義自体が揺らいできていると思います。最近のNHKの番組も、民放と大して変わらないものが多くなっています。NHKは、商業主義に乗らないような地味だけど質の高い(この定義は難しいのですが)番組に特化して、その分チャネル数を減らして、受信料も引き下げるべきだと思います。
ワンセグ携帯を持っていると受信契約を迫られるなら、大学生はTVチューナが無いスマートホン(iPhoneなど)を持つようになるでしょうね。
  • Can
  • 2010/06/06 9:34 PM
  •  
デジタル放送化されて、スクランブラ運用が非常に容易になったのにもかかわらず、スクランブル運用しないのはNHKの怠慢。
そもそも、少人数で運営しているケーブル局ですらスクランブラの運用が出来ているのに、金かけてスクランブル機能の一部を使用したメッセージで「お金払って下さい」なんて書く意味が分からない。
  • phantom
  • 2010/06/07 7:32 AM
  •  
単純な疑問なんですが、「契約」という以上双方に履行義務が生じると思うのです。受信者側には受信料の支払義務が、それに対応してNHKには放送法に定める不偏不党の事実に基づく報道を行う義務があると思います。この場合NHKが政府や政権党よりの報道しかしていないという事実を考えると、NHK側が義務を履行していないという事にならないでしょうか。NHK側が義務を果たしていないのに受診契約者側にだけ義務の履行を求めることには、無理がありませんか?
NHKは国営放送ではなく公共放送であるとうたっているが、
そのうらで国会によって制定される法律によって権益を保護された利権団体。
ってことは結局国(与党)の保護下にあるわけで、
国営放送となんらかわらない。
大々的な政権批判など出来ようはずが無い
  • 2010/06/12 11:10 AM
  •  
「ワンセグ携帯を持っていると受信契約を迫られるなら、大学生はTVチューナが無いスマートホン(iPhoneなど)を持つようになるでしょうね。」

 ほんとうですね!

 それにラジオがきけないという携帯も増えるかもしれません。

 ラジオとTVを聴かない、見ない日々
 創造的な日々!
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック
歌声喫茶の再現、歌声列車が人気
歌声喫茶を再現した「歌声列車」が人気になっています。「歌声喫茶」とは、1950〜60年代に若者を中心に流行した「店内で歌を歌う喫茶店」です。乗客減に悩む鉄道各社が団塊世代を狙った企画で、狙いがうまくヒットした形です。近鉄の大阪阿部野橋を出発し、奈良県
  • ニュース記事を運ぶジェイムズ鉄道
  • 2010/06/12 9:32 PM
  •  
日本的経営
日本的経営についての情報です。
  • 日本的経営
  • 2010/06/14 5:04 PM
  •