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もんじゅ報道、マスコミまで旧動燃品質!

 11日にお伝えした「もんじゅ驚愕の運転再開、制御棒の操作知らず」の真相がようやく明らかになってきました。やはり運転員に対して旧動燃品質の「ずさん訓練」しかできていなかったのです。そして、今回の報道ぶりはマスコミまで旧動燃品質と申し上げるしかなく、ポイントを外しまくっています。

 高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)には「もんじゅシミュレータ(MARS)」が設置されていて「中央制御室及びプラント全般をフルスコープで模擬しており、マンマシンシステムとしての評価・検証、十分な臨場感をもった運転訓練、種々のプラント挙動の検証等を行うことができる」と誇らしげにうたっています。

 ところが、朝日新聞の「もんじゅ操作ミス 『継承』課題置き去り」は制御棒の操作失敗について「記者会見した原子力機構は、運転員が未熟だったことと、操作方法をまとめた試験要領書に長押しの操作が不記載だったことが原因と説明した。運転員らが使っていたシミュレーターは、微調整棒の速度変化が再現されてなかった」と明記しています。 これが「十分な臨場感をもった運転訓練」の実態です。

 原子力発電所のシミュレーターで制御棒の操作を忠実に再現しないモノが実在していることこそ、驚愕の大ニュースです。この模擬装置でどんなに訓練しようが、制御棒の動きすら完全に模擬していない以上、訓練の価値はありません。シミュレーターは現実に起きる事象をすべて尽くそうと必死になって作るモノです。運転操作の根幹である制御棒操作が実機と同じに出来ないなら、異常時に秒を争って原子炉を止めることが経験できないではありませんか。朝日の「ナトリウム漏れ事故から続く、長期の運転停止。実地の操作経験がない運転員が8割を占め、現場の技術やノウハウの継承が以前から課題とされていた」とは手ぬるすぎて話になりません。

 読売新聞「『もんじゅ』再開1週間、トラブル連鎖…長期停止の〈ツケ〉」のピンぼけぶりも劣悪です。識者コメントとして「福井大国際原子力工学研究所の望月弘保教授は『停止期間が長かっただけに、世代を超えた技術継承がうまくいかなかった面はあるだろう。動かしていく中で経験を蓄積していくしかない』という」とは、絶対に安全な運転を求めている国民を愚弄しています。運転しながら訓練していく――何と噴飯物の発言――直ちに運転を停止して、安全な運転が出来るまで準備をし直せ、シミュレーターを作り直せと求めるのが筋です。


コメント
できれば、今回のミスを定量的に論じて頂ければと思います。
素人では、例えば、臨界事故と今回のミスとが10:1の重大さなのか、100:1の重大さなのか、それとも同等のリスクなのかがわかりません。
ミスがすべてダメ、というのは、ちょっと極端かな、という気がします。これは、医療ミスでも同様のことが言えると思いますが。現実問題と言うのは、定量的なことを把握して始めて、判断の土台に乗るものだと思います。
とはいえ、ナトリウムを冷却材として使うわけですから、危険極まりないことは事実であり、実績のある他の原発とは違い、厳しく監視していく必要はあると思います。
  • asazuki
  • 2010/05/16 12:10 PM
  •  
> 運転操作の根幹である制御棒操作が実機と同じに出来ないなら、異常時に秒を争って原子炉を止めることが経験できないではありませんか。

団藤氏が原子力技術を素人同然の理解で論じていることは、前回のTWRの件
http://blog.dandoweb.com/?eid=91592
でも指摘したところですが、今回も全く持って定性的な理解ですら出来ていないことは明白です。
 今回問題となった部分は
http://blog.dandoweb.com/?eid=95460
にあるように
「もんじゅは、出力を下げるために制御棒を最下部まで挿入する際、残り6ミリ・メートルからはボタンを小刻みに押し、慎重に下ろす手順を定めている。ところが、操作ミスのあった微調整棒は、残り3ミリ・メートルになると挿入速度が他の制御棒の4分の1に落ちる。したがって、運転員はふつう、ボタンを余計に押し続けて挿入を完了する」
と全挿入位置まで残りわずか6mmのところ。
 制御棒のフルストローク(全移動量)がm単位のところ、残り6mmであれば、単純計算でも効き目の1%以下の世界。実際の制御棒の働きを考慮すれば、ほぼ無意味(全挿入位置と原子炉の挙動上ではほとんど差がない)の世界です。
 もちろん原子炉安全を担保するには制御棒の全挿入は大変重要なものです。
 しかし、一般に原子力発電所の安全解析の世界では、制御棒のフルストロークの90%挿入まで何秒かかるか(もっと少ない例もあり)、という単位で解析が行われています。
 そのため、今回のわずか1%にも満たない状況では、原子炉の安全上形式的な意味以上のものはない、と評価することが出来ます。
 よって、団藤氏の上記論説は定量的にはほとんど意味のない指摘であり、定性的にも存在しない危険をあおり立てる無責任な論説といえます。
  • 担当
  • 2010/05/16 2:01 PM
  •  
 追記です。
「残り6mm」とは他の制御棒の場合であって、今回問題となった「微調整棒」の場合「残り3mm」の世界になります。
 上記の書き込みでは厳しく見積もるためにより長い「残り6mm」の値で簡単な評価を行いましたが、「微調整棒」では「残り3mm」と半分になりますので、その影響も半分以下となります。
 また、緊急の場合は速やかに原子炉を停止するために全ての制御棒を全挿入する必要があります。
 しかし、「残り6mm」等と言った時点で、途中その速度を緩和させることが許されるのは、そこまで制御棒を挿入すれば、核分裂連鎖反応は十分止めることが出来るためです。
 よって最後の最後まで勢いを付けて、制御棒を全挿入位置にまで無理矢理に叩き付ける必要がない訳です。
 以上より、このような設計がなされていて、なおかつ、通常操作の過程において、そこで異常と誤認し操作を中断、調査をしたとしても、実質的に原子力安全上の問題はなかったと評価できます。
  • 担当
  • 2010/05/16 3:24 PM
  •  
・・・BLOGOSで記事を発見して、※を残そうとしたら
担当氏がすでに
必要にして十分な解説をなさっていました

担当さんは、ものすごくスマートに解説なさっていますから、
ウッカリ先に書いて
恥をかく羽目にならなくて本当によかった・・・

ただ、ええと、文系の方に理解していただきたいのは
行政側も、自治体側も
何年にもわたって『もんじゅ』の安全審査をしてきたということです

この何年にもわたる安全性のコンセンサス形成が信用できない、
というのなら
行政の意志決定プロセス自体が信用できない、
というのと同義になってしまいます

国も県も、
御用学者によってあっさり騙されるバカ集団だ
とか
審査に参加した連中はお金で買われたんだろ?
とか
疑うのも結構ですが、
そうした疑いがある場合は、自ら行政の世界に飛び込んでみましょう

日本は民主主義国家です

最悪の連中に自分たちの社会が動かされている、
と想定しておきながら
悪口だけ言っていてもはじまりませんよ?
  • QK
  • 2010/05/18 11:08 PM
  •  
 更に追記です。
 まさか団藤氏がそこまでの素人とは思いませんが、老婆心ながら。
 原子炉を緊急に止めなければならない際、自動・手動の区別はあっても原子炉スクラム(原子炉トリップ)の動作があります。
 この場合、わざわざ制御棒を一本ずつ操作しなくとも、全ての制御棒が完全に挿入されるのですが、まさか、その点と勘違いされてはいないでしょうか。
 それなら当方の杞憂ですが、本記載を読み進んでいると、団藤氏はその点すら理解していないのでは、との危惧がぬぐえません。
 まだ、原子炉スクラム(原子炉トリップ)に失敗した時のことについて言及されているのでしたら別なのですが、その点一切言及がない限り、以上の危惧は杞憂とは言いがたいのかもしれません。
  • 担当
  • 2010/05/20 9:04 PM
  •  
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