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資源の限界を考えない中印鉄鋼業:新聞を読んで

 8日の各紙朝刊を読んでいて、とても気になった二つの関連記事を見つけました。日経新聞1面の「インド、20年粗鋼生産5倍2億トン 日韓勢含む10社で」と、朝日新聞経済面の「資源メジャーの鉄鉱石『高すぎ』中国鉄鋼業協会長がクギ差す」です。どちらもネット上には提供されていない記事ですが、2010年現在の世界を考える重要な視点を提供しています。

 日経の記事に付いているグラフはインドの大手鉄鋼10社粗鋼生産がこれから10年で5倍、年間2億トンに迫ると示しています。ところが、一緒に書いてある中国粗鋼生産は過去10年で1億トンが6億トン近くにもなっているのです。この10年間、米国も日本も1億トン前後のラインで終始し、むしろ最近の不況で頭打ちです。

 朝日の記事は、大幅な上昇が予想される2010年度の鉄鉱石価格交渉についてのインタビューです。中国鉄鋼業協会長が資源メジャーを「採掘コストが十数ドルの鉄鉱石を中国に百ドル超で売っている」と非難しているのですが、こんな市場原理を無視した発言が世界に通用するはずがないでしょう。10年5倍という、無茶苦茶な増産をしていたら、原料供給側の一方的な売り手市場にならない方がおかしいのです。供給側にだって設備投資の膨大さや、それに伴う将来へのリスクが頭にあるでしょう。中印の言うままに供給をし、もし倒れたら膨大化した設備・従業員とも一蓮托生ではかないません。

 限りある資源をどう使うのか、頭を冷やして考えねばならない時が既に来ていると思います。市場の自律的な抑制力はむしろ活用すべきです。私には、中国の粗鋼年間生産6億トンは途轍もない資源無駄遣いに見えます。

 【関連】インターネットで読み解く!「環境・資源」


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