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続・ベルリンフィルに耐えるPC用オーディオ [AV特集]

 この夏、リリースした「ベルリンフィルに耐えるPC用1万円オーディオ」は予想外に多くの方に読んだいただいています。ベルリン・フィル「デジタル・コンサート・ホール」年間会員になって定期演奏会アーカイブの高画質・高音質が自由になるのですから、深夜にかけての楽しみがぐんと増えました。ただ、仕方がないことなのでしょうが、1万円で組んだセットは十分に楽しくても、我が家の主力であるヘッドフォン上級機の切れ味、解像力を生かし切れていないことも明白になってきました。

 最近のヘッドフォンアンプには10万円を超える物も珍しくありません。昨年あたりから各社の最高級ヘッドフォン自体が10万円以上になってきているのです。昔からのオーディオファンながら、そこまでのお金の使い方はしてきませんでしたので、折り合いを付けられる機種を探しました。結局、購入したのが韓国Styleaudio社のUSBオーディオインターフェース「CARAT-RUBY」でした。韓国内向け通販サイト「Gmarket」が日本にもサイトを構えるようになり、「CARAT-RUBYの検索結果」から購入先を選びました。形としては個人輸入の代行になります。品物の入手を確認してからクレジット支払いが実行される仕組みになっていました。


 入手価格はウォン安もあり、送料込みで20,500円ほどです。Styleaudio社は韓国内向け商品であることを理由に国外でのアフターサービスは出来ないと断っています。日本向けには改良型の「CARAT-TOPAZ」がありますが、正規に購入すると5万円近い値段になります。ネット上の評判や情報を集めた結果、使われている部品の質などからも「CARAT-RUBY」に決めました。実際の音質は高域が伸びて、低域は雄大です。ひとつひとつの音の彫りが深くなり、音楽全体としての訴求力が大きく上がりました。ベルリンフィルの高い合奏力は凄まじいものですが、時にある僅かな乱れを感じ取れるようになった気さえします。50時間のエージングがコンデンサー容量回復に必要で、到着直後はオーバーシュート気味の高音ですからご注意下さい。

 オフィス環境に持ち込んでみると少し印象が変わります。静かな自室と違って背後の騒音が邪魔して細かな違いが聞き取りにくくなります。外部電源が必要なこともあり、ノートパソコンと一緒に自由に持ち運ぶことは出来ません。1万円セット「AUDIO GENIE PRO」+「Fiio E5」はUSBバスパワーで動くので新幹線の中でも使えましたが、「CARAT-RUBY」は新幹線の騒音中では電源があったとしても良さは半減してしまいそうです。新幹線に大型のヘッドフォンを持ち込むのも困りものです。また、「AUDIO GENIE PRO」は外部のレコードプレーヤやビデオデッキからパソコンに音を取り入れるデジタルソース化にも使っていますが、「CARAT-RUBY」にはその機能はありません。逆に光入力はあります。1万円セットの方は円高からか安くなっています。

 「デジタル・コンサート・ホール」の最近のヒットは10月24日、リスト作曲「ハンガリアン・ラプソディ」です。ピアノのご先祖楽器「ツィンバロン」を魔法のように鳴らす快演とオーケストラの見事なアンサンブルが融合して、楽しくてたまらない16分間を作り出します。アーカイブの無料予告編で一端は知れますが、是非、全編を聞いてもらいたい演奏です。


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