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新型インフル、東京の感染ゼロに間もなく終止符

 新型インフルエンザは神戸・大阪では19日、感染症指定の病院だけでは受けきれないほど患者が増えて「蔓延期」の扱いが認められました。つまり一般の診療機関でも季節性のインフルエンザと同様に診療してくれ、という訳です。この措置と同時に、新型と疑いがある症例全てについて遺伝子検査(PCR)をするのも止めることになりました。ここに至ってももう一つの大都市圏、東京で患者がゼロなんですね。不思議を通り越して、都の衛生当局はさぼっているのではないか、あるいは大騒ぎが起きるのを見越して隠しているとか、色々な観測がありました。実は厚生労働省の指針に基づいて、東京都は海外渡航歴が無い発熱症例ではPCRはしないと頑なだっただけなのでした。

 「2ちゃんねる」掲示板内にある、医師と保健所のやり取りの記録を一部引用します。真偽は不明ですが、官僚的な雰囲気がよく出ています。

《18日昼間、東京都のある保健所とのやりとり

医「感染が拡大していますが、海外渡航歴や、神戸、大阪への旅行歴、感染者と思われる者との濃厚接触など無くとも、インフルエンザが強く疑われる症状の患者様がいた場合、発熱外来に紹介したいのですが・・・」

保「渡航歴や旅行、接触が無い患者さんは、普通に診察してください」

医「いやいや、そういうことではなくて。診察した上で、疑いが強かったら紹介したいといってるんですけど」

保「保健所の発熱相談センターは一般向けの回線ですので、そういった場合は結核予防課に電話してください」

医「いやいや、もう疑いが濃厚な人と診断したら、発熱外来に紹介してPCRなどをしていただきたいんですよ」

保「そういった場合でも、渡航歴などがない方はそのまま普通に治療してください」

医「だ〜か〜ら〜もう、神戸とかいってなくても感染してる人が来る可能性が高まってるでしょうに。発熱外来の連絡先を教えてください。それだけでいいですから」

保「そういった場合でも、まず医療機関様は保健所の結核予防課に連絡してください。そちらの方で発熱外来への誘導が必要か判断します」・・・》


 関西の状態から見て、人口がさらに多い関東も蔓延状態にあるのは確実です。それでも新型患者1人も把握できない東京の保健所。大阪の保健所も海外渡航歴なしでの集団発生例を見逃していたのですが、神戸で患者発生を見て、見直すだけの柔軟性はありました。東京都の役人には、それすら無いんですね。

 毎日新聞が今日になって「新型インフルエンザ:都が早期探知へ新方針 無渡航でも遺伝子検査 /東京」を出し「これまでとは異なり、新型インフルエンザの広がっている国への渡航歴がないケースを想定。同一病院の患者や職員、あるいは学校内の同一学級やクラブ内で、38度以上の発熱などがありA型インフルエンザに3人以上感染したと確認された場合、遺伝子検査を実施して新型かどうかを判明させる」と伝えました。

 これで東京の患者ゼロは終了です。いまさらではありますが、もっと恐ろしい感染症が襲来する未来に向けて行動パターンを修正する反省材料だけは得ておいて欲しいと思います。


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