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絶滅危惧ウナギ、消費者視点だけが市民社会ではない

 7月29日には土用の丑の日がやって来ます。ニホンウナギ絶滅危惧種指定の後なのに、メディア論調はまだ食べられなくなる恐れに力点があります。朝日新聞WEBRONZAでタイトルの「異論あり」をリリースしました。

《国際自然保護連合がニホンウナギを絶滅危惧種に指定したニュースに見るマスメディアの鈍感ぶりを嘆く。赤道の北に産卵場があり日本列島に稚魚が回遊してくる種だけではなく、世界中のウナギを絶滅に追いやりつつある日本。古来の食文化には間違いないものの、これほど消費量が増える前、ほんの30年前までは食べ方が違っていた。いま量販している丼チェーン店や弁当店ではなく、専門店で「今日は鰻だ」と意気込んで食べた。今の消費形態がむしろ異様なのに、なぜ疑問を持たない》

 1980年代半ば以降に起きた、日本国内でのウナギの価格下落・大衆化・大量消費が、養殖に使う世界のウナギ稚魚資源を壊滅させたグラフを掲げているので、こちらにも収録します。


 世界ウナギ消費量の7、8割は日本人のお腹に入ります。養殖の急増で1980年にはまだ豊かだったヨーロッパウナギやアメリカウナギ稚魚が瞬く間に枯渇したのが見えます。ヨーロッパウナギは一足早く絶滅危惧種に指定され、足りない稚魚を求めて業者はアフリカやアジア熱帯のウナギにまで手を伸ばし、資源の維持など無頓着に密輸・密漁が現在でも横行しています。ウナギの回遊、完全養殖技術開発の現状まで含めて論じ、次のような結語にまとめています。

 《絶滅危惧種になったのを契機に、消費者の視点で伝えれば何でもオーケーといった安易な報道姿勢を改めるべきだ。ウナギをテストケースにして欲しいのに、『絶滅危惧種指定、ウナギの食べる心配報道は異様』と指摘し、第422回「幼魚豊漁で失われる水産資源、異を唱えぬ鈍感報道」と、筆者は訴えてきた。水産業ばかり見ている政府の動きも鈍いからメディアは便乗している節もある。ウナギは「晴れの日の食でいい」とまで割り切らないと持続できない――心ある専門家はそう見ている》


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