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国民性悪説に至った韓国メディアと反省なき日本

 旅客船沈没事故に地下鉄追突事故、当然の責務を誰も果たさない現実に韓国メディアは国民性悪説に至りました。遅すぎる「発見」ながら福島原発事故での大本営発表報道から脱却しない日本よりは救いがあるかもです。20日あまり報道をウオッチして風向きが完全に変わったと感じられたのが、ふたつの有力紙、朝鮮日報の《【社説】「いつも通り」の虚偽記載》と、中央日報の《大韓民国は「災難民国」…不正構造が「危険社会」の主犯(1)》の訴えです。

 旅客船「セウォル号」での積載貨物や救命設備の安全点検報告が慣行による虚偽記載で、公的な運航管理者が現場確認したことがない事実をベースに朝鮮日報はこう主張します。

 《韓国国内で航行する他の船はどうだろうか。セウォル号だけが特別で、他の船ではすべて安全点検がしっかりと行われているのだろうか。船舶だけではない。韓国国内で多くの人が集まる大型の施設で作成される安全点検関連の報告書は、もしかするとセウォル号と同じく全くの虚偽ではないだろうか。今回の悲惨な事故をきっかけに他の船舶はもちろん、地下鉄、空港、ガス、原子力発電所など、国民の安全と直結したあらゆる施設において改めて安全点検を行うべきだろうが、その前に、これまで提出された安全点検の報告書や内部の慣行をまずはチェックする必要があるのではないか》

 一方、中央日報は専門家からの談話としてかく断じます。《「ドイツは危険な科学技術を使うが、よく整備された先進国型の危険社会」とし「しかし韓国は危険な科学技術を使いながらも整備されていない後進的危険社会」と述べた。続いて「ドイツのように構造的な不正がほとんどなく、よく整備された社会でも、現代科学技術自体に内在する危険を除去するのは難しいというのが、ウルリッヒ・ベック氏の危険社会理論だが、韓国はここに不正構造まで蔓延した『悪性危険社会』になった」と批判した》

 大統領まで含めて誰のミスかと論じていたのでは、職業倫理総崩れの現実に追い付かなくなったのです。興味深いことに中央日報の「文化スポーツ部門次長」署名入りの《【コラム】私はマニュアルを無視していた=韓国(2)》はメディア人ですら社会のマニュアルを尊重しない精神構造を持つと告白します。待機放送を信じて沈んでいった高校生に合わす顔がないと気付きます。

 セウォル号をウオッチしたBM時評『沈没事故に見る韓国の総無責任、秩序国家は無理か』と、信号機故障4日間放置を指弾した『韓国で列車に乗るな:信号機の世界共通則を破る』をご覧いただけば、韓国社会の安全システムが破綻したのではなく、元からきちんと構築されていないのだと理解されるでしょう。

 日本のメディアには3月に『福島原発事故の無為で告発さるべきはマスメディア』で苦言を呈したばかりです。韓国のように皆が悪かったと気付く初歩段階を、日本はとっくに過ぎています。国家存亡に関わるほどの事故に対し取るべき責任は取らさねばならないのに、大本営発表報道で主体性を失ってからメディアは逃げています。原発志向の安倍政権になってますます酷くなっています。第381回「福島原発事故、国家として原因不詳でよいのか」と改めて申し上げねばなりません。


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