<< July 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
Profile  Facebook
Dando's Site
Category
Search

Archives
Recent Comment
  • やはりノーベル賞大隅さんの警鐘を無視した政府
    森田 (06/19)
  • 自主避難の根拠は放射線障害防止法の下の平等
    宮本由香里 (05/15)
  • 社会の鏡インターネット検索、20年目にして危機
    森田 (05/08)
  • 社会の鏡インターネット検索、20年目にして危機
    業界人 (05/06)
  • 社会の鏡インターネット検索、20年目にして危機
    あ (05/05)
  • 科学技術立国崩壊の共犯に堕したマスメディア
    森田 (04/23)
  • 自主避難の根拠は放射線障害防止法の下の平等
    (04/08)
  • 京大さん、日経さん、ネット調査信頼は無茶
    (01/16)
  • 国にも原発事故責任、無原則な東電救済を許すな
    森田 (12/25)
  • 東アジア諸国の生産年齢人口が減少に転じる
    森田 (12/18)
Recent Trackback
Admin
   
Mobile
<< 無形文化遺産「和食」の核心は「だし」パワー | main | PM2.5重篤スモッグが9日夜から10日、西日本へ >>

国際成人力調査で優秀だった日本の欠陥がまた判明

 読解力と数的思考力でトップを得た国際成人力調査は手放しで喜べず――裏側に大きなデジタルデバイド問題を内包していたと指摘しましたが、さらに知的好奇心の面でも日本は欧米に比べ特異に低いと判明しました。OECD国際成人力調査の生データを独自分析したのが《成人の知的好奇心の国際比較》(データえっせい)です。以下に引用するグラフが示すように設問「私は新しいことを学ぶのが好きだ」に「とてもよく当てはまる」か「よく当てはまる」と回答した日本人は43%しかなく、米国人の81%とは大きな開きがあります。パソコンの苦手ぶりはわたしの『デジタルデバイド問題が表面化した国際成人力調査』で扱っています。


 好奇心についての設問は最初の背景調査の項目です。背景調査の後、パソコンで回答できるグループは「読解力」と「数的思考力」に「ITを活用した問題解決能力」を答え、パソコンが出来ないグループは紙で読解力と数的思考力だけに答えています。グラフにある数的思考力の点数は両グループを合算した結果です。北欧三国にフィンランドは成績が良い上に知的好奇心も高い特徴があります。日本は成績は平均288点とトップですが、知的好奇心では下から2番目なので先進国全体から大きく外れた場所にいます。米国やフランスなどは好奇心旺盛なのに成績は下位、英独はどちらも平均的な位置につけています。

 分析した舞田敏彦さんは《今から10年,20年先のことなんて分からない。インターネットをも超えるテクノロジーが出現するかもしれない。こういう変動社会において,躍進する可能性を秘めているのはどちらか。現在のみならず「未来」の視点も据えるなら,日本の位置に対する評価も変わってくるでしょう》と警鐘を鳴らしています。

 デジタルデバイド問題との絡みでは、イタリア人は日本以上にパソコンが苦手ですが、知的好奇心の点では8割と米国並みです。知的好奇心の最下位は韓国の36.5%で、パソコンが出来ない割合が30%と日本の36.8%に迫っています。日本と似ているとも言えます。上述『デジタルデバイド問題が表面化した国際成人力調査』で取り上げた、10代におけるPCリテラシーやネットワークリテラシーの日米格差にも視野を拡大して考えるべきでしょう。成績を見る限り若い頃の勉強は身に付いているのだが、新しいものに好奇心を持って挑む意欲が若い頃から乏しいのでは困ります。


コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック