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再び中国に鳥インフルエンザ禍、秋2人目ともに重症

 鳥インフルエンザの患者が中国浙江省で10月になり相次ぎました。死者45人を出した春の大流行が、寒冷な季節になって再燃する恐れ大です。2人の容態はともに重く医療体制の改善が十分でない可能性もあります。H7N9型鳥インフルエンザの発生は3、4月の集団発生の後、WHOへは7月27日の報告を最後に途絶えていました。春の流行で伝えられた患者数は137人以上で、報告があった2市10省の中で浙江省が最も多くの患者を出していました。

 10月15日に浙江省衛生庁から報告された最初の患者は紹興県在住、35歳男性の会社従業員で、8日に病院にかかっています。国慶節の大連休中に出歩いて感染した可能性もありそうです。ついで23日の発表は嘉興市に住む67歳の農家の男性で、16日に病院にかかりました。いずれも重症で病院側が積極的に救命治療にあたっているとされます。

 春の流行で重症患者が多く出ました。感染初期に抗ウイルス剤で徹底的に叩いてしまえば重症化は防げることが多いのです。第356回「感染爆発寸前、鳥インフルエンザの困った事情」で紹介しているように、高額の医療費を恐れて受診が遅れるケースがあったと確認されています。春の流行では公的な医療費支援を当局が掲げてから収束に向かった面もあったようです。もともと地方の農業籍住民には健康保険制度は極めて貧弱ですから、ちょっと具合が悪い程度では病院にかからないのです。

 【参照】インターネットで読み解く!第359回「鳥インフルエンザ、死者減れど重症化が深刻」


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