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生涯未婚率2割に驚くのは愚:内外もっと高率に

 読売新聞の「生涯未婚の男性、2割を突破…30年で8倍」が連休谷間のニュースとして話題になっています。生涯未婚率は人口学の約束から50歳時点で計算しています。私が過去の国勢調査トレンドから予測した結果では、10年後の生涯未婚率は「男性32%、女性20%」にもなってしまうのです。「男性2割、女性1割」の現状に比べ衝撃度は格段に高くなります。

 実はアジア各国に広がる現象です。第276回「アジア工業国の非婚化は日本以上に進んでいる」で「2004年の合計出生率は日本が1.29と下がって騒いでいるのに、韓国1.16、台湾1.18、シンガポール1.24、香港0.93とアジア工業国(地域)は一段と低い状況です。欧米と違って婚外子があまりいないアジアですから、この数字は非婚化の進展を表しています」と指摘した通りです。出生率が早くから落ちている日本は50歳の生涯未婚率に数字として現れた訳で、アジア諸国も近い将来、日本以上に生涯未婚率が上がってしまうと考えられます。

 英エコノミスト誌は「多くのアジア人は結婚を先送りしているのではない。一生結婚しないのだ」「40〜44歳の女性の未婚率は、タイのバンコクでは20%、東京では21%に上る。シンガポールでは、この年齢層の大卒者は27%が結婚していない」「アジアで起きている結婚からの逃避は、現代の女性が大きな自由を享受できるようになった結果であり、それ自体は祝福すべきことだ」と指摘しています。しかし、結婚できない男性を大量に生み出し、非常な速さで高齢化社会に突き進みます。

 先週は中国関連でも注目すべきニュースを見ました。サーチナの《超少子化危機に学者「第2子認めるだけでは全然足りない」=中国》は「合計特殊出生率(1人の女性が一生に産む子の平均)が1.5以下に低下したことで、この20年で『ある世代の人口が前世代より30%減少する』状況が発生した」「上海市ではすでに合計特殊出生率が世界最低の0.7に達しており『このまま出生率が下がり続ければ、高齢化が最も深刻な国となり、国際競争で劣勢に立たされる』と警鐘を鳴らした」と報じています。

 上海のような中国大都市部では、「結婚しない派」あるいは「結婚出来ない派」が主流になりつつあるのかも知れません。「男性は家とクルマが無ければ結婚できない」というハードルが加われば、日本国内だって結婚は激減しますから。

 【参照】インターネットで読み解く!「生涯未婚」関連エントリー


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