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「やぶ蛇」野田政権に原発再稼働の読売が呆然

 18日の読売社説「原発再稼働問題 冷静で現実的な議論が重要だ」には笑いがこらえられませんでした。野田政権があまりの「やぶ蛇」を演じてしまったために、原発再稼働推進一本やりだった読売にして「これはまずい」と深刻になっている内情が読みとれます。首相は自治体を説得できればよいと安易に考えたのですが、自治体は住民を説得しなければなりません。その結果、《原発「被害地元」を明記 京都・滋賀知事が7項目提言》(京都新聞)と”ヘビー級の宿題”が出され、野田政権には説得力がある解答を書く能力が疑われるのです。

 読売社説は「関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働論議が迷走気味である」と始まります。京都、滋賀の両知事には「約10日間に計6回の閣僚会合で安全性を確認したのは拙速だ、との思いが強いようだ」。「関電の大株主である大阪市の橋下徹市長の度重なる再稼働反対発言も、波紋を広げている」「枝野氏の発言の『ぶれ』も、混乱に拍車をかけた。枝野氏は『再稼働』と『脱原発』のどちらに軸足を置いているのか、真意がわかりにくい」と続いて、結論だけ「枝野氏は再稼働の担当閣僚として責任を全うするべきだ」では、読売自身も事態打開の策が見えないと告白しているようなものです。

 両知事の提言は「提言は反対のための反対、賛成のための賛成をするためのものではない」となっている分、「使用済み核燃料の最終処理体制の確立に取り組み、工程を示す」「中長期的な電力確保策を示し、国民に節電の協力を求める」といった根源的な課題にまで触れています。こんな課題にさらりと答えられる政治家・官僚がいる訳がありません。「福島第1原発事故の事故原因を徹底究明し情報を公開する」――いまやっているところです、待てないから無理なお願いをしました▼「大飯原発の免震事務棟、防潮堤など恒久対策ができていない段階での安全性を説明する」――過酷事故は急には起きないと考えているわけでご勘弁……と本音で答えてしまっては身も蓋もないでしょう。「原発再稼働:落とし所を考えない野田政権の愚」で指摘したように、昨年夏から環境整備をしておかねばならなかったのです。

 国会答弁のような木で鼻をくくった作文が返ってくるしかない――両知事はそれを見越しているはずです。一方、福井県の西川知事は関西圏の説得は政府の仕事と釘を差しています。この構図では早期の原発再稼働は見えてきません。推進派読売新聞が呆然となっている心情がよく分かります。仙石氏の「集団自殺」発言といい、今回の狂言回しをしているであろう政府中枢官僚の質が悪すぎます。

 【参照】インターネットで読み解く!「原発再稼働」関連エントリー


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