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東電技術力は2級品:NHKスペシャルで確認

 18日夜のNHKスペシャル「メルトダウン」を見て、改めて東電の技術力は2級品と思い知らされました。こんな東電現場チームに全電源喪失の大事故を任せてしまい、適切な専門家を緊急招集して司令塔を作らなかった政府の責任は重大です。

 まず、新しい知見として福島第一原発1号機の最後の安全装置である「非常用復水器」の弁が電源喪失とともに閉まってしまい、稼働させるためには手動で弁を開けに行かなければならない仕組みになっていたのに日本側は知らなかった点がありました。最後の頼みの綱である安全装置の作動条件を、40年間、誰も確かめなかった杜撰さには驚きました。米国では認識されて運転員の訓練に取り入れられているのです。製造元の米国との情報落差が無いように努める原子力業界の常識を、東電は守っていなかったことになります。

 1号機の運転チームが震災当日の3月11日から12日に日付が変わる時点でもメルトダウンを疑っていなかった点は愚かすぎて、開いた口が塞がりません。11日夕方、電源が一時、戻った時点で非常用復水器を起動、直ぐに停止させたのですから、崩壊熱で過熱していく原子炉を冷やす手段は電源喪失時点からほとんど取られなかったと自分で認識できます。核燃料崩壊熱の大きさを考えれば原子炉内に水が残るのがおかしい状況です。もう使える手段が無いと知れば、直ちに炉心溶融を考えるしかありません。それなのに、新たに水を補給していないのに水位計が『誤動作』で上昇するのを見ていたなんて、原発の運転員とは到底思えません。当初言われた想像力の貧困よりも、論理的思考力の欠如です。

 原子炉3基が同時に危機に陥る複合事故で、指導すべき現地対策本部は一つの炉に集中できない困難があった、と言い訳していましたが、2号機と3号機は別の安全装置が自動起動していました。もし1号機の安全装置も起動していたと誤解していたにしても、旧式の1号機は安全装置が有効な時間が最も短く半日もないのです。1号機に集中して対処しなかったのは完全に判断の誤りです。「2、3号機救えた:福島原発事故の米報告解読」で指摘したように2、3号機には対策の取りようがありました。

 【参照】インターネットで読み解く!「福島原発事故」関連エントリー


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