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郵便不正事件:検証の名に値しない最高検報告書

 村木厚子・元厚生労働省局長の郵便不正えん罪事件で、最高検が24日、法相の私的諮問機関「検察の在り方検討会議」に内部検証の報告書を提出しました。持つべき危機意識を欠いた官僚的調査であり、国民が求めていた検察の在り方全体を問い直す検証ではありませんでした、

 朝日新聞の《前部長「村木氏立件が君の使命」 郵便不正事件検証報告》がこう伝えています。「報告書によると、村木氏の捜査の過程では、証拠品として押収したフロッピーディスク(FD)のデータが関係者の供述と合わなかったのに、元主任検事・前田恒彦被告(43)=証拠隠滅罪で起訴、懲戒免職=は上司に報告していなかった」「前田元検事は大坪前部長から『何とか村木氏までやりたい』『これが君に与えられたミッションだ』と言われたうえ、『村木氏の部下の独断による犯行は考えられない』と当時の大阪高検検事長ら複数の幹部からも言われていた。村木氏の立件が『最低限の使命』だとプレッシャーを強く感じていたという」

 最高検は記者会見では色々と話したようですが、完全に個人の資質と言っているようなものです。おまけに最高検が大坪前部長を起訴したストーリーを明かした形であり、第三者性に疑問があります。郵便不正えん罪事件は最高検の了承の上で展開された経緯からも、第三者組織が徹底検証すべきです。

 「Japan Blogs Net」から拾うと、「■法、刑事裁判、言語を考える」が《■最高検検証ー「検事の本分」、官僚の「作文」》で厳しく指弾しています。「そもそも最高検の今回の村木事件は、検察が密室で犯罪そのものを作り出した『でっち上げ犯罪』であったという深刻な認識がうかがえない」「結局、相変わらず、『一介の当事者』の意識が抜けていない。悪いことに、事件を都合よく処理すればよい、としか考えていない検察庁は国家権力=捜査権限を持っている、たちの悪い『事件屋』だ。そう受けとめられている、という深刻さをまったく感じない」

 マスメディアはネット上には詳しい記事を流していません。毎日新聞が「郵便不正事件:村木元局長の起訴自戒 最高検、検証報告書」のほか何本もの記事をアップして目立つ程度です。今年の大問題だっただけに残念です。


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