「高木浩光@自宅の日記」も「 岡崎市に求められているものは何か 岡崎図書館事件(12)」で、岡崎市は公式には「その後の捜査により、大量アクセスを行った人物が逮捕され、報道によりますと、起訴猶予処分となっているとのことです」と発表したままであり、犯罪があったとの立場を変えていないと指摘します。そして「岡崎市には、これが犯罪ではなかったのだということを認めて、発表していただきたい。それは中川氏個人に対してではなく、すべての国民に対して必要なことではないか。そうしようにもきっかけがないのかもしれないが、それは、被害届の取り下げという方法で可能だと思う」と述べます。
起訴猶予処分が出された後で被害届を取り下げても刑事訴訟上の意味はありませんが、捜査上でするべきことをせず、半端な理解のまま処分を出した警察と検察側に対して警鐘を鳴らす意味は持つでしょう。私の手元にも読者からのメールで「大きな過ちをした、検察の担当者には、罪が課されないというのは、刑事事件の誤認逮捕の警官が罪を問われないというのと同じですね。懲戒免職くらいの責任の取り方が必要だと思います」と非常に厳しい意見が届きました。捜査側が何か反省を示してくれる可能性はきわめて薄いと思いますが、きちんとネジを巻いておくことが必要でしょう。
そして、岡崎市側についてコメントすれば、市立図書館の真っ当な利用者を事前の警告もなく警察に突き出した形になっているのですから、システムの欠陥が明らかになった今、頬被りして済ませるのは地方自治体の在り方としても問題ありです。