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過剰なノーベル賞騒ぎ、もうお終いにするべき

 ノーベル賞の日本人受賞者が18人にもなっているのに、最初の数人の頃と変わらぬお祭り騒ぎ、あるいは準備が出来ているためにもっと過剰なマスコミ報道が続いていると感じます。無意味な騒ぎはもう終わらせ、淡々と伝える時期が来たと思います。サーチナが《【米国ブログ】ノーベル賞受賞者に殺到する日本メディア「文化の違いを感じた」》でパデュー大学や根岸教授宅周辺での、日本取材陣の過熱ぶりを目撃した米国人ブロガーの反応を伝えています。

 「日本では、多くの朝のテレビ番組が、パデュー大学の根岸教授と中継で放送を行い、さらに日本の夕方のニュースに備えて、根岸教授の周辺に残っていると驚きをもって伝えている」「米国メディアについては、地元の放送局2社が取材に訪れ、撮影を終えたらすぐに帰り、その後、正午ごろにAP通信のテレビが取材に来て、撮影した映像が全米のテレビで放映されていたが、その他の米国メディアは訪れなかった」「日本のテレビ局各社は、朝のテレビ番組で何か独占的な内容をいれようとやっきになっている様子で、カメラマンと中継車は、根岸教授の家のすぐ側にとどまり、教授が飼っている猫が出てきただけでも、その一瞬を逃がすまいと撮影に専念していたそうだ。また根岸教授の周辺の人々は、慣れないインタビューに戸惑っていたと伝えている」「筆者は、プライベートな部分にまで立ち入る日本のメディアの過熱ぶりに、驚きを隠せなかったとつづっている」

 日本国内での取材ぶりを知っているので想像が付きますが、マスメディアとして事の本質とこれだけ懸け離れた取材をしていて恥ずかしくないのでしょうか。また教訓を引き出すのが仕事とは言え、根岸教授の発言で「受験戦争の支持者」という部分を切り出して見出しにするのもいかがなものかと思えます。空騒ぎも読売新聞の「ノーベル賞・鈴木さんの座布団発見、展示へ」あたりまで来ると、もう勘弁して欲しいと言わざるを得ません。

 【参照】「インターネットで読み解く!」ノーベル賞関連ファイル


コメント
興味深い話ですね。

一つの側面として、米国が(出自が)多民族の国家であるのに対し、日本がほぼ単一民族の国家であるということがあると思います。

米国人がノーベル賞を受賞しても○○民族は優秀だという形にはなりませんが、日本人が受賞すれば「日本人=日本民族は優秀な人種である(自分もその一人である)」という感慨を国中にもたらし、国家的な慶事になるわけですね。

日本人メジャーリーガーの活躍やオリンピックメダリストに対する感情と相通ずるものがあると思います。
  • 小国民
  • 2010/10/09 5:13 PM
  •  
ノーベル賞受賞者を特別視し過ぎるのも問題です。
元々優れた才能をもって生まれ、相当な努力もされたはずですが、研究の成否には運も大きく影響します。

メディアの報道をみていると、ノーベル賞級の研究者は他の研究者とは本質的に発想が違う、だから優れた研究ができるのだと思えてしまいますが、それは多分に錯覚です。

実はどんな研究者も、既存の確立した基礎知識や技術をしっかりと学んだ上で研究者となり、実務では同業者のやり方を適宜取り入れつつ、少しずつ他と異なる形の研究をしているのです。(全く同じことをしていては論文が書けません。)自分の研究成果は、論文として発表します。その成果が、時間を追って他者にできるだけ多く引用され利用されることを願います。そして事後に多く利用される研究成果が一つでも出れば、その分野で優れた科学者として認められます。引用や利用の規模が膨大になればノーベル賞等、著名な賞の候補にもなり得ます。しかし、結果的にそうなる研究は、多くの研究のごく一部に過ぎません。これは最初から意図してそうなるものではないのです。

したがって、どの研究分野でも偉大な研究が出るには、一定数以上の研究者が共に切磋琢磨しながら互いに少しずつ異なる研究をして競合することが必要です。このような環境が整った分野であれば、自ずと多様な研究成果が創出され、ノーベル賞級の研究成果が出る確率も高まることでしょう。

また、やはり基本を学ぶことは大事です。ゼロから何かを発想することはできませんから。今回のような有用な化学反応を発想し、洞察し、理解し、検証し、応用できるには、化学、特に有機化学の知識が不可欠です。それを学ぶには、高校程度の数学・物理・化学の知識は最低限必要です。現状の是非はともかくとして、「受験戦争」についての根岸教授の発言はそのように捉えるべきかと考えます。
  • 元技術者
  • 2010/10/09 6:59 PM
  •  
ノーベル賞学者の発言をご託宣のように受取り、あわよくば政治的に利用しようとする動きがあるのも問題です。

例の事業仕分けで、スーパーコンピューター関連の要求予算に対してある議員が「世界一になる理由は何があるんでしょうか?2位じゃダメなんでしょうか?」と発言しました。確かに賢い発言とは思いません。しかし、ノーベル賞受賞者達が権威にものを言わせて「全く不見識であり、将来歴史という法廷に立つ覚悟はできているのか」とか「1位を目指さなければ2位、3位にもなれない」とか、偉大な科学者には相応しくない批判を展開したことにも問題があります。素人は黙ってろといわんばかりに。しかし、社会的責任のある科学者なら、1位を目指して努力する過程で様々な有用技術が生じること、それを知的財産権でしっかりガードすることによって世界に対する日本の優位を保てることを具体例を挙げて、一般人にも分かるように説明するべきです。

それから、自分の経験から「どんなに難しいことでも努力すれば必ず実現できる。だからとにかく頑張れ」と言われた受賞者がおられました。最近の若手は根気が足りない(だから大きな成果が出ない)ということなんでしょうが、少し変ですね。先端科学では難しいことは努力だけで幸運が伴わないと実現できないわけですから。「努力しないで難しいことが実現できると思うな。とにかく頑張れ」というならその通りだと思いますけど。
  • 権威好き?
  • 2010/10/10 3:07 PM
  •  
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