<< April 2012 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
 
Latest Entry
Profile  Facebook
Dando's Site
Category
Search

Archives
Recent Comment
  • 9/29で『Blog vs. Media時評』サイトは閉鎖
    KI (08/31)
  • 危機の現状に対策が噛み合わぬ科学技術基本計画
    次のノーベル賞か? (08/13)
  • やはりノーベル賞大隅さんの警鐘を無視した政府
    森田 (06/19)
  • 自主避難の根拠は放射線障害防止法の下の平等
    宮本由香里 (05/15)
  • 社会の鏡インターネット検索、20年目にして危機
    森田 (05/08)
  • 社会の鏡インターネット検索、20年目にして危機
    業界人 (05/06)
  • 社会の鏡インターネット検索、20年目にして危機
    あ (05/05)
  • 科学技術立国崩壊の共犯に堕したマスメディア
    森田 (04/23)
  • 自主避難の根拠は放射線障害防止法の下の平等
    (04/08)
  • 京大さん、日経さん、ネット調査信頼は無茶
    (01/16)
Recent Trackback
Admin
   
Mobile

無謀・大飯原発再稼働へ4つの駄目

 大飯原発再稼働について2日の参院予算委での審議で、政府は京都・滋賀まで含めた地元意見重視を表明し慎重姿勢も見せつつありますが、無謀な決断に踏み切らないよう4つの端的に駄目な点を示しておきます。

 そもそも論としてまず問われるべきは、「安全」の総元締め原子力安全委が不十分と言っているストレステスト1次評価だけで、なぜ再稼働の根拠に出来るのか、です。「原発再稼働ストレステスト、安全委は保安院に同調せず」でこう指摘しました。《安全評価(ストレステスト)の1次評価について班目委員長の見解は「再稼働とは関係ない。2次評価まで終わらなければ、安全性の判断はできない。1次評価は安全委が要求している(安全性の)レベルに達していない」というものです》。過酷事故を扱う2次評価が必須の立場です。

 2番目は「ストレステストを自ら否定:保安院の技術知見」で電源問題を具体例に上げた通り、1次評価そのものが保安院自ら言っていることと違っています。大飯原発では《保安院の福島事故を踏まえた「技術的知見」が事故の状況を把握するまで最低「8時間」見込んでいる余裕よりも、ずっと短い5時間で外部から応援が来て必要な電源を補充してくれるとの超楽観的な想定しか、鳴り物入りのストレステストは課していないのです。当然ながら外部救援を想定する24時間まで待てる余裕などありません》

 3番目は再稼働して、もし重大事故が起きたら水素爆発対策はどうするのかです。「水素爆発には建屋にドリルで穴:保安院過酷事故対策」で伝えた通り、保安院は「福島原発事故で苦渋をなめた水素爆発には、当面は電気ドリルで穴開けに行くしかないとしています」。電気ドリル特攻隊の愚かしさには失笑を禁じ得ません。「全電源喪失で過酷重大事故が進行している混乱の最中に、誰が適切なタイミングで指示を出せるのでしょうか。行かせるタイミングを誤れば爆発させに行くことになるのです」

 最後に確認して置かねばならない点は「原発再稼働は法に基づく安全確認しかあり得ない」です。現在の法律では原発の安全は国による安全審査で担保されています。現行法に何の根拠も持たないストレステストの結果だけ示して、原発立地自治体が住民に安全と言えるはずがありません。福井県が再三求めている「暫定的な数値基準」の意味は、数字さえあればよいのではなく、何らかの法的な裏付けを設けてくれと解すべきなのです。

 【参照】インターネットで読み解く!「原発再稼働」関連エントリー