<< May 2011 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
Latest Entry
Profile  Facebook
Dando's Site
Category
Search

Archives
Recent Comment
  • 9/29で『Blog vs. Media時評』サイトは閉鎖
    KI (08/31)
  • 危機の現状に対策が噛み合わぬ科学技術基本計画
    次のノーベル賞か? (08/13)
  • やはりノーベル賞大隅さんの警鐘を無視した政府
    森田 (06/19)
  • 自主避難の根拠は放射線障害防止法の下の平等
    宮本由香里 (05/15)
  • 社会の鏡インターネット検索、20年目にして危機
    森田 (05/08)
  • 社会の鏡インターネット検索、20年目にして危機
    業界人 (05/06)
  • 社会の鏡インターネット検索、20年目にして危機
    あ (05/05)
  • 科学技術立国崩壊の共犯に堕したマスメディア
    森田 (04/23)
  • 自主避難の根拠は放射線障害防止法の下の平等
    (04/08)
  • 京大さん、日経さん、ネット調査信頼は無茶
    (01/16)
Recent Trackback
Admin
   
Mobile

計画的避難区域の飯舘村に避難先から通勤とは!!

 福島第一原発から30キロ以上離れていたにもかかわらず高濃度の放射能汚染があって、政府から計画的避難区域に指定された飯舘村の避難が難航しています。チェルノブイリ事故で強制避難の基準になった汚染レベルより何倍も高い土壌汚染観測値が珍しくないほどの惨状なのに、避難しても村内の勤め先に通勤する例外措置が認められそうです。《福島第1原発:飯舘村内での事業継続、国が条件付きで容認》と報じられました。

 「国は5月中に工場や店舗を村外に移転させるなど避難を求める一方、規模の大きい事業者で屋内作業に限定すれば例外的に事業継続を認めることを明らかにした」「村内での事業継続を認めるのは▽屋内作業だけで、屋内の放射線量が年20ミリシーベルト未満▽従業員は村外から通勤▽数十人以上勤務し、村の雇用確保につながっている−−など条件を満たす企業や福祉事業者」「 飯舘村は国に対し、避難後も村内での事業継続を求めていた。企業2、3社や特別養護老人ホームが候補に挙がって」いるそうです。

 勤務先を残そうとする管理者層と危機感を募らせる若い層の間にあるギャップとしがらみが、ツイッター発言のまとめ《【飯舘村】逃げたくない村長と動き出した村の若者達》で読めます。

 「早期避難を求めている!交渉事や土壌改良なんか後でもできるだろうに! 村長は未だに、避難しても村に通わせようとしている!そんなリスクの有ることを何としてもしたいらしい一部の企業の為に! こうして交渉が長引きまた避難が遅れていく」「いいたてホーム職員会議で理事長である村長は『雇用を守りたいので企業として残せるように国にお願いしている。人命が最優先なので避難はして,通う形に…』人命優先なのに,入居者は放置か!!おい,村長…いいかげんキレるぞ,あたし」「村長の被雇用者の生活を思いやる発言は方便です。被雇用者は逃げるに逃げられない状態にされていました。子供の被曝リスクを軽んじる人が被雇用者の生活を考えてる筈がない。これが現実」

 工場がいくつもあって従業員が300人いる企業や、107人の入居者と職員110人の特養ホームが焦点のようです。避難が大幅に出遅れたために福島県内で集団避難できる場所が見あたらない特殊事情があるとも言いますが、避難すべき人を汚染地域に縛り付ける措置の是非を政府は真剣に検討したのでしょうか。村内にはまだら模様で高汚染ホットスポットがあり、「年20ミリシーベルト未満」に通勤途上の被ばく分を含めないでよいとは到底思えません。

 このような姑息なルール違反で困難を避けるのではなく、1カ月以上も高汚染下に放置した罪滅ぼしの意味でも、費用の懸念がない手厚い全村一括移転を政治主導で進めてあげるべきでしょう。政府の防災対策に大きな手落ちは明白なのですから、もし不公平と文句が出ても説明できます。