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福島第一原発3号機も炉心溶融、後手の連続

 福島第一原発では12日の1号機に続いて、13日に入り3号機でも炉心溶融が起きたとみられます。東京電力が後手に回っている様について《給水能力不全、弁開き圧力逃がす 福島第一原発3号機》(朝日新聞)は「11日の地震で外部からの送電や非常用発電機が止まり、緊急炉心冷却装置が動かせない状態が続いた。3号機では別の装置を使い、原子炉内に残った余熱を冷却水で冷やしていたが、給水の仕組みが止まった。装置のバッテリーが切れたとみられる」と伝えています。電池はいずれ切れて当然です。


 上は敷地境界で観測された最大放射線量の推移です。原子力安全・保安院が出している緊急情報のデータです。1号機は12日午前中から炉心溶融に入っていたとみられ、午後2時40分の蒸気放出後、3時29分に1015マイクロシーベルト毎時の高い放射線量を記録しました。3号機は13日午前5時10分に注水機能が喪失、格納容器内の圧力が高まったために午前8時に蒸気放出に入りました。直後の8時20分に882マイクロシーベルト毎時を記録していますから、1号機と同じパターンです。制限値は「500」です。

 現場の電源が回復していない現状では1号機と同様に海水を注入して、部分的な炉心溶融が全面的な炉心崩壊に進むことを防ぐしかないでしょう。福島第二原発を含めて完全停止に至っていない原子炉で、今後同じ心配があります。

 【追補】テレビ朝日の《【地震】3号機冷却のため海水を注入 福島第一原発(03/13 15:37)》は「3号機について、13日午後1時過ぎから海水を注入し始めた」「午前9時25分から、中性子を吸収する性質を持ち、核分裂反応を抑えるホウ酸水を含んだ水を注入しました。こうした作業の結果、原子炉の水位は午前11時に燃料頭頂部からマイナス1メートル30センチ下だったのが、午前11時30分にはプラス2メートル10センチ上に上昇しました。しかし、その後、必要な水量が不足したため、午後1時12分から海水を注入し始め、福島県に報告した」と伝えています。老朽化していた1号機ばかりでなく3号機まで事実上、廃炉にする決断になったのですから、東電は追い込まれています。

 【参照】インターネットで読み解く!「原発」+「地震」関連エントリー