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北京で2月に初雪。大干ばつを象徴、地下水に危機

 寒い北京に雪がなかった――《カラカラ北京 やっと初雪 過去60年で最も遅く》(西日本新聞)が「カラカラ天気が続いていた北京で9日夜から10日にかけて、雪が降った。気象データが残る1951年以降で、最も遅い初雪」と報じました。それも数センチまでの雪で雪化粧にはなっても、華北地域で続いている干ばつの渇きをいやす効果はないようです。当面は既に水位低下が著しい地下水に頼るしかなく、その先には自然破壊が案じられる、長江からの水移送計画が進んでいます。

 WorldWatch-Japan.org「China Watch 2006-8」の《【中国資源】北京近郊で地下水位が大幅に低下》が「北京の南に位置する華北平原中部で、2030年までに平均で浅層地下水位が16.2メートル、深層地下水位が39.9 メートル低下すると推定されている」「北京と天津(総人口は2,600万人)の主な水の供給源である。地下水がこの地域の水供給の90%も占めているが、都市部の生活用水や農工業用水の需要が急増しているため、無理な過剰揚水が行われている」としていました。

 その結果が昨年の「サーチナ」《すでに琵琶湖5杯分!傾く家、走る亀裂…中国・華北地域の地下水問題》です。河北省隆尭県西店子村では「農民たちは豊富な地下水に活路を見出したのである。80年代以降、5〜6軒に1つの割合で井戸が掘られ、現在では人口3500人、土地300ヘクタール(東京ドーム60個分)に計120の井戸が掘られた。当初は25メートル程度掘れば水が出てきたが、約30年の間に井戸の深さは120メートル前後まで掘り進められていった」「大規模な地盤沈下が発生しているにもかかわらず、西店子村の農民たちは『深刻な水不足』であることを自覚しておらず、『出なくなったらまた掘ればいい』と考えているようだ」

 北京の水不足への抜本対策として「南水北調」プロジェクトが進められています。南にある長江流域の水を長大なパイプラインを造って自然流下で北に送る構想です。1000キロを超える規模で、水を送る側にも途中にも多大な影響が出ます。南水北調・北京区画工事は2014年には完成が言われています。《じじぃの「南水北調計画!未来への提言」》(老兵は黙って去りゆくのみ)は計画と問題点をまとめた上で「すでに、重慶下流から北京に繋がるパイプラインが通る地域住民の移動が始まっているのだそうだ。『南水北調計画』は北京市民のための壮大な自然破壊計画である。こうまでして北京、北京市民を守りたいのだろうか」と指摘しています。

 【参照】インターネットで読み解く!「中国」関連エントリー